明日は雪の予報です❄ちだバレエスクールのあるいつもはあたたかい佐伯市では、みんな文句を言いながらも雪をたのしみにしています。わたしは仙台やロシアに住んでいたので、雪には慣れていますがそれでもたのしみです。
今日はひさびさにクラス案内です。水曜日(17:10~19:00)、土曜日(17:00~19:00)の児童Ⅲ上級クラスは、人数が少ないですので合同でみっちりとやっております。個人レッスンになることもある。。。それでも楽しくレッスンしています。児童Ⅰからみると時間は二倍の二時間になります。
まずはじめにヨガマットをひいて、足指のエクササイズ、そしてヨガの太陽礼拝をおこないます。それから、腹筋や腸腰筋、内転筋を鍛える色々なエクササイズを行います。このクラスでは音楽に合わせてこれらを行います。均等に一定の時間でエクササイズを行うと効率が良いですので。
それからバーレッスンです。このクラスになるとコンビネーションがだんだん長くなってきます。下のクラスでもそうですが、音楽の選択にも気を使っています。バレエ曲が流れると生徒たちに、これ何の曲か知ってる?とよく聞いています。長調単調、二拍子三拍子、バランスよく取り入れるようにしています。以前に解剖学を教えてらっしゃる外国人の先生が「バーレッスンは準備運動なんだから、そんなリハーサルみたいな表情で踊らなくていいよ!」と言っているのを聞いたことがありますが、私はバーの時から音楽に合わせた動きや表情って大事だと思います。わざとらしくならない程度に。
バーが終わると床に寝てストレッチをします。ターンアウト(股関節の外旋)に使う筋肉などもストレッチしておきます。
そしてセンターレッスンです。アダージオやポールドブラ、タンデュ、高いコーディネーションを要求される動き、プチアレグロ、グランワルツ、トゥールなどを練習します。先生によってコンビネーションの組み方のくせってあると思うのですが、私はコンビネーションをリバースでもやるのがわりと好きです。バレエを知らない方のために、リバースは、あるコンビネーションを逆方向又は相対する動きで行うことです。このクラスになると、じゃあリバースでやってみてねと自分たちで考えてやらせたりします。リバースが正確に出来るということはパの成り立ちがわかっているということだと思うからです。この動きはアンドゥオールで、この動きのアンドゥダーンはこうだな。という具合に。
このクラスになると、生徒はつきあいが長いですので、トゥールのときに私が「それはNASAの訓練?」とか、ポワントでルルべの練習をしているときに「お祭りかと思ったよ。わっしょいわっしょい。」と言っただけでちゃんとやってほしいことが伝わります。あうんの呼吸です。
最後にポワントのレッスンをします。バレエシューズで練習したコンビネーションを繰り返したり、また足の強化を行います。ポワントレッスンは毎回します。
地方のちいさなバレエ教室ではやはり、高校卒業までバレエを続けられるお子さんはそれほど多くないと思います。それはいくらが鮭になるような確率です(もうちょっと高いかもしれないけど)。ですから、勉強が大変でも部活があっても子供たちがバレエをがんばっているのを見ると、わたしもやる気がでるのです。