ゴールデンウィーク明けを見越した今月のヨガ、しつこい腹筋が入っています。
そして肩を温めて動かす動きがたくさん入っています。
音楽はハタヨガがサラ・ブライトマンの「clasiccs」陰ヨガはピースフルなヨガミュージックです。
アロマオイルは生活の木ブレンドの「森林浴」です。
ヨガにやってくる生徒さんたちが5月病になりませんように。
上の写真は朝のヨガクラスのみんなで課外学習(楽しいランチと読みます。)を行った場所です。
いつも身体のことばかり書くので今日はヨガの精神面について。
ヨガには、よく知られているように精神面でも教科書、というか経典があります。
それがパタンジャリの『ヨーガ・スートラ』。スートラとは糸のことです。
紀元前5000年から3世紀までと、その成立年には諸説ありますしパタンジャリという人が一人の人物であったかということも定かではないのですが、このスートラは派を問わずすべてのヨギーヨギーニにとっての土台となっています。
パタンジャリはスートラにおいてヨーガの実修を八段階(八支)にわけています。
その中で重要な初めの二つに、ヤマ(禁戒)ニヤマ(勧戒)というものがあります。
ヤマは、非暴力、正直、不盗、禁欲、不貪。禁戒は、「絶対守れよな」という項目です。
ニヤマは清浄、知足、苦行、読誦、祈念。勧戒は、「守った方がいいけんね」という項目です。
私はヨガを始めてしばらくしてから、スートラを知ったのですが、このうちはっとしたのが、不貪ーアパリグラハという項目でした。アパリグラハは、物を貪らない、貪欲でない、適切に使うことのできる範囲を超えた蓄積をしないというものです。
例えばこういう時に「不貪不貪」と思います。家事をしていてついでにいろんなことをしすぎる時。三枚買ったら三枚目が無料ですよと洋服屋さんで言われるとき。わたしはせっかちなので、どこかに5分前に着こうとして部屋を片付けずに出かけてしまうとき。本当に今必要でないのに安いからと何かを買ってしまうとき。おなかがいっぱいなのにでっかいデザートを食べてしまうとき。(しょうもない人間で申し訳ないです。)
自分に本当に必要なことやものって何かなといつも考えて行動させられる、それが私にとってのアパリグラハという項目です。
ヤマ、ニヤマ、全部できたら解脱してしまうから(へへへ)自分にはっとする項目があったらそれを大事にするというのが初めはいいいんじゃないかなと思います♥