今日はテレビでローザンヌの放送がありましたね。ラ・バヤデールのバリエーションが印象的でした。影の王国(バレエを知らないかたのために、ラ・バヤデールに出てくる主人公の恋人ソロルがアヘンを吸って見る幻影の場。)のバリエーションはどれもポワントから降りる技術を見せつけることができる。
いつも思うのですが、影の王国のバリエーションてなんであんなうきうきした音楽なんでしょうね。ソロルがアヘン吸って楽しくなっちゃってるから、とかだったらいやですね。舞台もあんな暗い感じで暗い話なのに。
ローザンヌは将来性をみるコンクールということですが、やはり基礎の美しいダンサーに目が行きます。基礎って何かと言われると、やはり立体的に美しく見える身体の方向が使えているか、腕や脚の正確なポジションを動きの中で自然に通過できているか、ということでははないかと思います。バレエは技術じゃないというけれど、言葉がないバレエは技術が言葉のようなもの。ダンサーの肉体は楽器であるともよく言われることです。
とまじめな話をしておいて、今日の写真はしっぽ。
気持ちの良いGWのある日、チガヤが生えた道をさんぽしていたらいつのまにかしっぽが生えていました。
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