11月最終週のお花。近場の庭で調達。ガーベラは前回の鉢のやつです。
このバラの名前はとてもすてきな名前だそうです。外国の女の子みたいな名前ですって。
生徒さんが教えてくれたのに忘れちゃいました。
いろいろもの忘れが多いとこまったこともありますが(けっこう多いです)、良いこともあります。
そのひとつが長編小説が何度でも楽しめるというものです。
この間『ねじまき鳥クロニクル』を数年ぶりに読んだらすっかり内容を忘れていてたいそう面白かった。
このように私は本を読むのが大好きなのですが、この間読んだバレエの本ジョーン・ローソン著『バレエ創作ハンド
ブック』におもしろいことが書いてありました。
バレエには文学をモチーフとした作品が多くあるけれど、イギリスの振付家はシェイクスピアの台詞を動きにすることに抵抗を感じたために、シェイクスピアを積極的にバレエ化してきたのはロシア人だったということ。(アシュトンやマクミランなどロイヤルが「ロミオとジュリエット」を作ったのはプロコフィエフの曲の力によるものだったと作者は論じています)そして逆にロシア人はプーシキンのチャイコフスキーによってオペラ化されている『エフゲニー・オネーギン』と『スペードの女王』に関してはバレエ化せず、それを成し遂げたのは南アフリカ出身のジョン・クランコだったということ。
あらすじだけじゃない、自国の言語でこそ!という思い入れが強いとそれを全く言語のないバレエにするのが難しい
ということですね。
うーんなるほどと思いました。
というわけで村上春樹作品をバレエ化しようとする人は日本にはいないかもしれない。
金森穣さんがそれらしきことをやったというのは聞いたことがありますが、完全にはまだないと思います。
あったらみてみたいです。
イギリス人とかロシア人とかがこっそり(?)創って上演してたりするのかな。