これが噂の体験レッスン用のプレゼントです。なかみはひみつ。
今日いらしたかわいい女子に差し上げました。
産休を機に、どのクラスも超基本に立ち返っているから、来るなら今がチャンスだよ❣
さて愛すべき負け犬たちとはだれなのか。
勝ち犬(?)タマラ・ロホがドキュメンタリーで評したイングリッシュナショナルバレエのことです。
偶然BSの夜中のバレエを録画してみたら、タマラ・ロホが出ていたのでした。
タマラ・ロホ。私服もめちゃくちゃかわいいし、いい意味でいばっている感じが大好きです。
先日はBSにこれまた大好きなフォーゲル君が出ていてしかもオネーギンだったのでびっくりした。
神による采配としか思えない。実際バレエを観に行けないので(理事長に乳をやらないといけないから)神様ありがとうございます。
話がそれましたが、先日放送されたアクラム・カーンのジゼルについて書こうと思ったのです。
バレエファンのみなさまご覧になりましたか。
タマラ・ロホがジゼル役の、現代版ジゼル。舞台は縫製工場で不法移民が働いている場所です。設定は古典とほぼ同じ。曲はアダンの曲をアレンジしまくったもの。
このジゼル、最強にグルーヴ感満点で大好きになってしまったですよ。くせになる。生でみたいですね。
ところがグルーヴィーな中、タマラ・ロホのジゼルへのアプローチ自体は、古典のジゼルそのままなのですきっと。アルブレヒトをただ愛して許してさよならするという。
際立ってすてきだったのは、ヒラリオン役のジェフリー・シリオでした。以前ABTにいた人。
キレキレの踊りと表現に、ヒラリオンの卑屈なんだけど傲岸な感じがよく出ている。工場内の革命グループのリーダーになって、政権側に立った暁には暴君となりそうな人だ。その辺が中世ドイツの粗野な森番ヒラリオンとはぜんぜんちがいます。
2幕では、竹の棒をウィリーたちが持ってくるというのもすごかった。ローズマリーの枝の代わりなのかな。
あれはパーカッションにもなるし、口にくわえるとものすごい恐怖感を煽ることができる。なんと武器にもなるのだ。あんなこわいこと思いつく人はすごいと思った。
そしてうちのポワントを履く大人のひとたちはあれをみて「舞台で棒持てたらいいな」って思いそうだなと妄想してしまいました。
最後の方で貞子並みに怖かったミルタが、えーっこの男ゆるしちゃうの?って友達に問いかけるような表情でジゼルと去っていくところが良かったです。
何度もみたいコンテ作品て最近そんなになかったけれど、これは何度もみたいなと思いました。
おすすめです♥
イングリッシュナショナルバレエ、去年来てたのに観に行けばよかったなー。