ひさびさに観劇してきました。
松田龍平が出演のイーハトーボの劇列車です。
松田龍平と宮沢賢治というものすごく大好きな組み合わせなのでこれは行くしかありません。
演劇の演出をみるとバレエとは全然違うのですごく刺激になります。
バレエはプロの舞台はあまり小劇場向けのものがないので「ボリショイー大きい」なものがええやろ。ということが前提になっていると思いますが、演劇はそうではない。
龍平は当たり前?だけどかっこよかったです。空気感がすごい。
宮沢賢治好きには、賢治独特のリズムが沢山劇中に出てきて楽しめました。
19世紀末くらいから20世紀はじめの、「農民」大好きな知識人のかなしみ、みたいなものがたまらないです。
「農民」たちは自分たちを助けようとがんばる彼らに「我々」ということを許さない。旦那と自分たちは違うんだと思っている。これはロシアでもそうです。
実際の賢治は龍平みたいなハンサムではなかったですが、すごく高くておしゃれな作業着を着てみんなに陰口をたたかれていたそうです。そういうところも大好き。
でもとても長かったので周りのひとたちは時折すうすう寝ていました。
劇列車のリズムは眠気を誘う。
こちらは今週のお花。フリージアがいいにおい。