ミーヤ・ムツオヴナ・ボルコヴァとピオネールのペーチャ・テツロビッチ・チダ―エフです。
プロコフィエフの子供のための音楽、「ピーターと狼」に着想を得た小品をつくりました。
ディズニーがアニメ化しているので日本でも知られているかとは思いますが。
ロイヤルバレエで子どもが出演したものがあり、衣装がとてもかわいいです。
実際にはピーターと狼は、楽器ごとに動物の役割が決まっているのですが、今回は使ったのは有名な序曲のみで、勝手に作ったあらすじは、きどりやのおおかみ娘(絵本「てぶくろ」に出てくるキツネみたいなイメージ)がピオネール(ソ連時代の子供の組織。共産党の下部組織でおりこうさんでないと入れなかった。)のペーチャに「街でうろうろせず動物園に行け」と説得されるというお話です。最後は、狼はペーチャの言うことを聞いてペーチャの掲げる赤旗について歩いていく振りをしてジャンプして逃げる、ペーチャ怒って追いかける。というものです。
ロイヤルバレエのかわいい現代風の衣装もいいんですが(おおかみのグレンチェックのジャンバーめっちゃかわいい)なんとなくソ連的な格好にしました。プロコフィエフがソ連復帰の際に作った音楽だからです。おおかみなのに赤ずきんをかぶっちゃって~と誰かにつっこんでほしかったのですが誰も突っ込んでくれませんでした。